高野勝洋の写真

 

雪が見たくなった。

東京で生まれ、東京で育った人間にとって雪への憧れみたいな感覚は消えることはない。

ある冬の寒い時期。

年の暮れ、十二月の終わりの日だった。

 

高野勝洋の作品

 

目的地はどこでもよかった。

だけど札幌や函館は嫌だった。札幌や函館のような都市のありふれた光景は退屈に思えたからだ。

地図を眺めると北海道は大きな面積を有するだけあって、東西南北いくつも空港がある。

どこからでも進入が可能であったが、北海道は広い上に交通機関が不便この上ないときている。へたなコースを回ると大変な事件になりかねない。観光地、鉄道路線はもちろんだが、北の国の常識的な知識だけでも頭に入れておく必要があった。

結局、俺は網走の女満別空港を入り口として選んだ。

東側の、海に近い空港である。

俺は、そこから南下した。

 

       網走

 

知床

 

標津

 

根室・落石

 

釧路

 

塘路

 

屈斜路湖

 

硫黄山・摩周

 

PENTAX67  TAKUMAR90mmF2.8 FUJI PRO160NS
CONTAX RTSⅢ  CarlZeissPlanar 50mmF1.4 Kodak TRI-X400

photographer 高野勝洋

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